開拓から100年、
いくつもの季を超えてつづく物語
おいしさの秘密は
北海道・浜中町の風土と
酪農家の情熱によって発展した
牧草主体の草地型酪農
伝統と進歩の100年
たどり着いた【浜中町】の酪農
①牧草主体の酪農
②牛にとって
ストレスの少ない環境
- 夏でも
冷涼な気候 - 夏は広大な
土地で放牧も
③自給飼料により持続可能な酪農に
この土地の この酪農を これからの100年も
浜中町の草地型酪農百年の物語
【浜中町】の厳しい環境が
この土地に独自の【草地型酪農】を
発展させました
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寒流・海霧によって
夏でも冷涼
北海道内でも極めて涼しい気候霧多布岬から立ち昇る海霧 -
火山灰による
広大な台地摩周湖〜根釧台地 -
冬の厳しい寒さ
冬のパドックでの様子
人や作物にとって厳しい環境も、
牛と牧草にとっては快適
-
暑さが苦手な牛
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寒さに強いチモシーやクローバーなどの牧草
酪農家は情熱を注ぎ、
町が一体となって
課題に取り組んだ100年でした
草地型酪農形成までの100年の歴史
1800年代後半から原野での馬・牛の自由放牧が始まる
軍馬需要が拡大し、
馬の放牧地としてこの地が活用され始める
軍馬購買(1916年)
参考文献:浜中町農協史
三田牧場(入植1904年)
今も残る馬牧場の看板
1917〜1918年頃に
北海道庁による試験農家2戸が茶内原野に入植
入植当時の土橇による集乳缶の運搬
参考文献:浜中町農協史
入植当時の開墾から播種一切を人畜力で行う様子
参考文献:浜中町農協史
浜中町の酪農のはじまり
1924年全国各府県から399名が茶内原野に入植、
本格的な農業開拓がスタート
1926年、茶内信用組合
(のちの浜中町農協)が設立された
酪農への転換が促進
1928年頃から寒さに強い牛と牧草を選び、
酪農へ転向する人が増加
牧場や集乳所の設立、
生乳運搬技術や乳処理場などが発展
簡易軌道による集乳缶の運搬(1960年代前半)
写真提供:浜中町 青田豊氏
浜中町に残る1950年代のサイロ
農協で全国初となる3つの取り組み
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1981年
浜中町農協酪農技術センター 生乳、土壌、牧草などを科学的に分析 -
1991年
有限会社浜中町就農者研修牧場 家族経営の酪農の担い手を育成 -
2009年
株式会社酪農王国 法人経営の酪農の担い手を育成
町ぐるみで牧草を活かした酪農を推進
栄養価の高い牧草を育てるための
土壌改良・研究
100年の進化を続けた
酪農家の情熱参考文献:浜中町農協史
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浜中町農協 顧問(元組合長)
石橋榮紀さんに
浜中町のこれからの100年について伺いました